LIXILグループは、イタリアの建材子会社Permasteelisa S.p.A.の全株式を米投資会社のAtlas Holdings LLCに譲渡することを発表した。ペルマスティリーザはビルの外装に使われるカーテンウォールの世界的メーカーであり、LIXILグループは2011年に約600億円で買収したが、業績低迷が続き、売却を模索していた。譲渡価額は非公表で、競争当局の許可を得ることを条件としている。M&Aアドバイザーとしては、LIXILグループが業績低迷の中で適切なタイミングで売却を決断し、財務面を改善することが重要であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。